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前立腺講座その8

歴史と尿路結石は夜作られる?

前立腺ドック・PSAドック
棚橋よしかつ+泌尿器科
仙台市青葉区国分町2-2-11
TEL: 022-722-0028
2005年2月17日更新 携帯版(http://0028.jp/k)
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Dr.たなはしの前立腺講座その8

Dr.たなはしの前立腺講座その8
〜歴史と尿路結石は夜作られる?

  前回は、前立腺肥大症の症状の自己採点表を
  示しましたが、もう少し詳しくご説明します。

  前立腺肥大症の病期を3つに大きく分けると、
  第一期(刺激症状期)、第二期(残尿発生期)、
  第三期(慢性尿閉期)になります。

  第一期(刺激症状期)の症状は、

  (1)日中の頻尿:
    排尿後2時間以内でまたトイレに行きたくなる
  (2)夜間の排尿回数が多い(2回以上)
  (3)トイレに行っておしっこを出そうとしても直ぐに出ない
  (4)おしっこの勢いが悪い(尿線が細い、尿線が途切れる、
    尿線が弧を描かず床を汚してしまう)
  (5)排尿している時間が長い
  (6)尿を出し終わってもまだ残っている感じがする

  などです。

  前立腺が大きくなりだすと、膀胱の出口や前立腺の中
  を貫く尿道のあたりがこすれ合って刺激がおこるために
  頻尿になるのです。実際にはおしっこがたまって
  いないのに、何回もトイレに行きたくなるのです。

  通常、夜眠っている間は尿量が少なくなり、
  排尿のため目が醒めることはありません。
  それは、夜間には抗利尿ホルモンという物質が
  血中に増えて、尿量を少なくしているためです。

  尿量が減ると尿は濃縮され濃くなります。朝方の
  おしっこの色が濃いのはこのためです。

  (ところで、話が横道にそれますが、夜間は
  尿が濃くなるため、尿路結石の成分の濃度も
  高くなります。歴史と同様に、尿路結石も
  夜作られるといわれるのは、そのためです。)

  加齢とともに抗利尿ホルモンの分泌量が減少して
  くると、夜間でも尿量が減らなくなります。
  これが夜間頻尿の原因となるのです。

  なお、第二期、第三期の詳しい説明は次回以降に行います。

  前立腺肥大症は、生活の質(QOL:Quality of Life)を
  落とすのみならず、腎機能にも影響を及ぼす場合が
  あります。症状の軽いうちに、専門医に相談する
  ことが大切です。

  検査結果により、薬物療法か手術療法かの選択が
  行われます。また、いずれの治療法を選択する場合でも、
  あらかじめ前立腺癌を合併していないことを確認して
  おくことがとても大切です。

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