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前立腺講座その12

排尿困難のメカニズム

前立腺ドック・PSAドック
棚橋よしかつ+泌尿器科
仙台市青葉区国分町2-2-11
TEL: 022-722-0028
2005年11月25日更新 携帯版(http://0028.jp/k)
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Dr.たなはしの前立腺講座その12

Dr.たなはしの前立腺講座その12
〜排尿困難のメカニズム

  蓄尿すなわち膀胱におしっこがたまるという
  現象は、膀胱の筋肉が緩み、尿道の筋肉が
  収縮しつづけることで、保たれます。

  逆に排尿時には、膀胱の筋肉が収縮し、
  尿道の筋肉が一時的に緩むことで、
  可能となります。

  ですから、膀胱と尿道の相反する筋肉の
  協調的な働きが重要となります。

  この協調が破綻する状況があると、排尿障害
  (排尿困難、尿失禁など)が生じます。

  膀胱から出た尿は尿道を通って体の外へ
  でますが、尿道は普段はつぶれていて、
  尿の通過時のみ必要な太さに開きます。

  しかし前立腺が肥大すると、
  (1)肥大した前立腺によって尿道が圧迫され
  開きが悪くなります(機械的閉塞)。

  さらに、
  (2)交感神経を介して尿道の緊張がたかまり、
  尿道の開きが悪くなります(機能的閉塞)。

  そうなると、
  (3)いくら膀胱が収縮しようとしても、
  十分に収縮できず、尿が勢いよく流れることが
  できなくなります。(排尿困難)

  したがって、前立腺肥大症の治療薬としては、

  (1)実際に前立腺を小さくして、前立腺で
  圧迫されている尿道の抵抗を減らすくすり、

  (2)前立腺の大きさには変化を与えないが、
  交感神経を介する尿道の緊張を緩和し、
  尿道の抵抗を減らすくすり、

  (3)膀胱の収縮力を強めるくすり、

  などが使われます。

  尿の出が悪い、排尿開始まで時間がかかる、
  排尿している時間が長い、尿の勢いが悪い、
  などの症状があり、前立腺肥大症と診断
  されると、まず薬物療法が試みられます。

  くすりはすべて、長所と欠点を併せ持って
  いますから、専門医とよく相談して、ご自分
  の症状にあったものを選んでもらいましょう?


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